バービーのゆうぴょんのネタバレレビュー・内容・結末

なんだろーなー、イマイチだったなぁ。もうちょいブラック効いてると思ったんだけど、そこも中途半端な感じだったし。衣装、小物、セットなんかは間違いなくかわいいんだけどね。
　バービーの世界では女性優位で、それが現代社会に来てカルチャーショック受けるのは面白かった。ただ、肝心の差別的なシーンもデフォルメしすぎて、チープな勧善懲悪物に成り下がっちゃったのが残念。結局うまい落とし所がないまんま終わっちゃった感じ。
　ケンがバービーの添え物として消費されていたことに、バービー自身が現代で添え物扱いされることによって自覚的になる展開も、使いようによってはもっと面白くできたのになぁ…で、結局ケンの問題ってどーするの？　ってとこでエンディングだったし。そこは、なんか第3の道というか、うまいところやってほしかったなぁ。ケンが主役のドールが出ます、とかなんでもいいから。
　バービーは色々チャレンジングな商品出してるから、映画ももっとぶっちゃけてほしかった。