ゾロ

ヒトラーの忘れもののゾロのレビュー・感想・評価

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)
3.5
1945年5月 デンマーク

第二次世界大戦ドイツ降伏直後
デンマークの海岸沿いには、ナチス軍が
仕掛けた地雷が数万単位で放置されたまま…
この地雷の撤去作業をした敗残兵は
戦闘を知らない無垢なドイツの少年兵達だった

彼等との時間を過ごした指揮官の葛藤と
終戦しても母国に帰れず死と隣り合わせの
少年達から【戦争】について考えさせられる

戦争による悲しみと憤りをドイツ兵に
ぶつける指揮官や兵士達、住民

…彼等の気持ちもわかる

もし、自分の生活圏内に地雷埋められたら
お前の国が埋めたんだろ!と言いたいし
大事な人を奪われていたら…

負の連鎖とは思っても
感情を抑えられるのだろうか?

それでも、彼等か休憩時間に捕まえた虫に
名前を付けたり、生命や色に感動したり…
砂丘を転がるだけで、喜んだり…
やはり、子供なんだと思うと胸が痛む😖

そして、地雷の撤去作業が
本当にヒリヒリする…

大丈夫?
慎重にね!
そんな扱いして大丈夫?

爆発💥

何度もやりきれない気持ちになる…

埋めたヤツ!
指示したヤツ!
お前が責任取って、撤去に来い!って
何度も思ってしまった…

戦争は始めることよりも
終わらせる事が難しい

そして、いつをもって終わったというのだ…

それでも
1日でも早い停戦と終戦を願う
ゾロ

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