Shuuuuuhy

涙のメッセンジャー 14歳の約束のShuuuuuhyのレビュー・感想・評価

3.2
メグ・ライアン監督で出演もしている作品。
存在感あるというか、表情とか間の作り方とか熟練の深みを感じる演技力はさすが。

原題の「イサカ」というニューヨーク州の中の街が舞台で、反戦のメッセージを14歳の少年(ディカプリオの少年時代のような雰囲気)に乗せて静かに且つ強く訴えている。
また、出てくる人物それぞれの繊細な感情や優しさ、温もりも描かれている。ウィリアムズおじいさんの、「自分の価値を忘れては駄目だ」という言葉も印象的。
ただ、そのイサカの街並みは雰囲気良く映されているけど、如何せんそれ以外にタイトルにするほどの何か、歴史や群像が描かれている感じは特にないかな。
ストーリーにももう少し深みがあれば、最後のシーンはもっと感傷に浸れたと思う。

反戦映画として良い映画になってると思うし、全体的はいい雰囲気の映画だから、メグ・ライアン監督の次回作があればぜひ観たい。
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