アラガン

愛と裏切りの戦場 アルプスの勇士たちのアラガンのレビュー・感想・評価

3.3
イタリアのTVドラマ
原題:愛と戦争
IMBD:7.5

〈あらすじ〉
1917年、第一次世界大戦下。
イタリアは敵国であるオーストリア=ハンガリー帝国と熾烈な戦闘を繰り広げていた。
そんな中、上官や部下を失い意気消沈するイタリア軍パッリ軍曹と、従軍看護婦として戦地へ赴いた伯爵令嬢アルベルティーナは運命の出会いをはたす。
身分違いの愛を交わす2人。しかし、パッリの上官であるアヴォガドロ大尉もまたアルベルティーナを我が物にしようと画策していた。
やがて戦況は激しさを増し、敵軍の攻勢によって陣地撤退を余儀なくされる。
形勢逆転を模索するイタリア軍に対し、パッリは敵陣拠点への一斉攻撃に際して地下にトンネルを掘り、一気に攻める作戦を提案する。
敵陣攻略に向けてトンネル掘削作業は順調に進み、いよいよ敵基地に潜入したパッリたちに思いがけぬ事態が待ち受けていた…

パッリたちは敵軍の捕虜となり、収容所で強制労働に就いていた。
厳しい捕虜生活の中、内部に裏切り者がいると判断したパッリは、裏切り者の追求と愛するアルベルティーナとの再会のため仲間とともに収容所を脱走。
道中、仲間を失いながらも命からがら祖国に戻る。
しかし、パッリの存在を快く思わないアヴォガドロの策略によって、パッリは反逆者として裁判にかけられてしまう。
必死の陳情もむなしく銃殺刑の判決がくだされるパッリ。
一方、アルベルティーナはパッリの処刑を撤回することを条件にアヴォガドロとの結婚を了承する。
アルベルティーナの苦渋の決断によって救われたパッリは、囚人部隊に配属され、最も過酷な突撃命令を受けるのだったが…