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シン・エヴァンゲリオン劇場版のTELのレビュー・感想・評価

4.3
<25年前の感動をもう一度>

※ネタバレはほんの少し(代名詞ばかり使ってぼやかしています)


私が初めてエヴァンゲリオンを観たのが中学生の時。今から25年前くらいでしょうか。ものすごくハマり、友達と考察をしたりレイ派かアスカ派か言い争ったりしたものです(私はマヤ派)。今はなき「フィルムコミック」を全巻揃えていたっけなぁ。アニメイトに行って「ラミカード」を100円で買いまくったのも良い思い出。

高校生になり「シト新生」「Air/まごころを君に」を観て「意味不明」と投げ出しつつも作品の魅力は健在。あの頃が懐かしいですね。当時だとワーナーマイカルシネマで観た記憶があります。

それから10年以上経ち「序破Q」を観て8年待って今日シン・エヴァンゲリオンを朝7時10分TOHOシネマズ日比谷5番スクリーンで観てきました!


1.ぶっちゃけた感想
ひとつひとつ丁寧に紐解いてくれるわけではないです。でも序盤から中盤の意外な風景、中盤から終盤へ盛り上がっていく人類の戦い、そして謎が徐々に解き明かされていく爽快さはありえないくらいの快感。

最後はすべてを受け入れられるような結末を迎え終劇。これで私が25年間追い続けてきた新世紀エヴァンゲリオンの物語が完結しました。

確かによくわからない部分はたくさんあるし、意味不明な単語の羅列は雰囲気だけしか理解できません。でも、途中からはそんなことは気にならず、徐々にわからなかったことが「あぁ、そういうことか」と氷解していくエクスタシーを楽しんでいました。

映画の内容自体は賛否両論あると思います。でも、長年ずっと追い続けてきた方にとっては、間違いなく良い映画だなぁって感じるんじゃないかなぁって思いますよ!

ネタバレを極力廃しレビューを書こうとするとやっぱり内容が薄くなる…でもこの映画に関してはこれで良いんです。ぜひ皆さんも日本が誇る巨大なコンテンツ、新世紀エヴァンゲリオンの結末を大きなスクリーンで楽しんできてください!


2.キャラクター
あのキャラクターがこんな事になって、前に出てきたあのキャラが・・・とこれまで語られてこなかった人間関係模様が色々と出てきます。驚きの連続。さらにキャラクターの過去や真実も解き明かされます。

はっきり言って複雑だし1回観ただけじゃ理解できません。でも、私はかなり驚いたし、なるほどなぁと思えるところもたくさんありました。

TV版、過去の映画版で散々な扱いをされてきた愛すべきキャラたち、結末を描くこの映画でどこまで救われたのかわかりませんが、私は結構満足してますね。良い結末を迎えたのではないでしょうか。


とまぁ、いくらでも書けますが、この映画だけはご自身で観に行ってほしいです。Qの衝撃的なラストからどう繋がるのか?さらにヴィレとネルフはどうなるのか?シンジ、アスカ、マリ、ミサト、カヲル、ゲンドウの行く末は? ぜひ皆様映画館でお楽しみください!


※レイかアスカだとアスカ派です。
※みやむーのファン的には、また「あんたバカァ」が聴けてハッピー♥
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