王冠と霜月いつか

ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビの王冠と霜月いつかのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

“第三の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、たいまつのように燃えている大きな星が、空から落ちてきた。そしてそれは、川の三分の一とその水源との上に落ちた。この星の名は「苦よもぎ」と言い、水の三分の一が「苦よもぎ」のように苦くなった。水が苦くなったので、そのために多くの人が死んだ”
-ヨハネの黙示録8章11節

先日のキャビンに引き続き、サクッと観られる面白いホラー映画無いかなー??その②

思いっきり、邦題がB級で観るのを躊躇してしまう感じの作品ですが、そこそこ面白いという評価でしたのであんまり期待せずに鑑賞。時間は有限なので、無駄遣いは避けたいとなれば、鑑賞前のレビューの確認は怠れない。もっと若ければ、つまんなかったら後悔すれば良いだけなんですが、それは「もう」避けたいので。本当なら、孤独のグルメの五郎さんのように、知らない店をカンで嗅ぎ分けて美味いモノにありつけられるように成れれば尚良しなのですが…

さて…

まるでドーン・オブ・ザ・デッドの冒頭のパニック感がずっと続いて休まる暇も無いようなストーリー、デパートに立て籠もって余裕が出来る感じは全くない展開。何故なら妹探しのロードムービーに成るから。
ゾンビの呼気が映像化すると意外とそれだけで気持ち悪いのですが、その呼気に意味があったり、それを利用したりするのは良いアイデアだと思います。

それと、探している妹のブルックが、マッドサイエンティストに実験台にされ、ゾンビを操る能力を手に入れるというのも物語の大きなアクセントに成っています。個人的にこの妹役の女優さんがセクシーで、変態度を晒すようですが(笑)…ジャケットにもあるように、捕まっている間、黒い口枷をされて汗だくで拘束されているのが💮です。

ストーリー的にはアクション、グロ、アクションという感じで何にも考えずに楽しめますが、キャラクターが抱える喪失感や仲間のためを思う自己犠牲の行動等が現実味を加えるスパイスになり、1つ、なるほどっ!と膝を打つような伏線回収が組み込まれます。

続編があるようです。きちんと続編なのか?解決するのか?、今のところ全く情報がありませんが、楽しみにしております。