現状、鑑賞しやすい作品の中においては、濱口竜介作品の最高傑作。
ブレッソン、エリック・ロメール、小津安二郎、ベルイマン、カエヴェテス、ホン・サンス、黒沢清など濱口竜介が影響を公言している作家性が詰まった面白過ぎる作品。
それに加えて、韓国版「サニー永遠の仲間たち」のような娯楽作としての楽しみも兼ね備えている。
30代後半の女性仲良し4人組が織りなすドラマは、3部構成の5時間強の会話劇、全く飽きず、眠気もなく、引き込まれる。
タイトルに込められた意味深な相まってこれからも繰り返してみる。
最後に、本作のサブテキストとしての濱口竜介の著書「カメラの前で演じること」の帯へのコメントを引用したい。
「ハッピー・アワー」を知らずに生きることは、現代の日本社会に対する破廉恥な無知の告白にほかならぬ。まず、見よ。そして読むこと。
【日本映画】最低限見るべき平成の10作品(1989〜2019年)
https://narcos.hatenablog.com/entry/japanese-movie-heisei