最初のロープウェイのトンネルから言葉に出来ない凄さを感じた。「やっと濱口竜介を観れた！」って感動した。第二幕に出てくる有馬の滝の迫力が凄い、釘付けになった。一幕目と二幕目の映像は「静」な凄さが目立っていたけど、第三幕のクラブのシーンあれは凄まじかった。今作一番印象に残った映像だった。光の点滅が凄すぎてスローモーションに見える錯覚起きたし、その後の鵜飼さんがかっこよすぎた。こうした映像のおかげか男女の関係がドロドロとしてるけど、どこかスッキリするような不思議な感覚に陥る。めちゃくちゃ好きだ。鵜飼の妹とあかりがキスした後の鵜飼さんも面白すぎた。笑ったね。オールナイト上映ってこともあってとてもいい思い出になった！そういえば途中で赤いやかんが出てきたけど、あれは小津を意識したのかな。
60（2024）
