タカヒロ

湯を沸かすほどの熱い愛のタカヒロのレビュー・感想・評価

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)
1.0
杉咲花ちゃんと伊東蒼ちゃんが昔も今も大天才だという事を改めて感じました。それだけが唯一の救い。特に伊東蒼ちゃんは凄い。

映画の感想としては、全くもって倫理観、価値観が合わず終始物凄く気持ち悪かったです。
大きなポイントとしては、思春期の子供に対しての母親の接し方、それと子供の性についての親の接し方です。
この2つがあまりにもイカれ過ぎててドン引きしました。

この監督が「良い事」として提示してくる価値観の全てが時代錯誤で古臭く独善的で、人の気持を考える事が出来ないのだなと思ってしまいました。

主人公の宮沢りえさん演じる双葉とオダギリジョー夫婦も色んな面で精神が子供過ぎるしあんなもん半分虐待です。


というか、出てくる大人が全員本当にトチ狂った奴しかおらずそこに関しては全くツッコミが無い為段々怖くなりました。
双葉とオダギリジョー夫婦は特質して倫理観がぶっ壊れているとしか思えない行動言動が多すぎてキツかったです。

ただ、人生の過程で精神が成長していない狂ったサイコパスの大人達の生き辛さと人生の折り合いのつけ方をわざと描いているのだとしたら、確かに興味深く一考の余地がある作品だと感じます。

にしてもとってつけた様な浅い展開が多すぎる。
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