もう、ヨルゴスのおっさんさぁ、いい加減クセ強すぎ！
本作も独自の設定を押し付けすぎで、もはやカオス。
一体何を見せられているの？と思いながらも、結局最後まで観ちゃう惹きつけ力はすごかった。
ジャンルはＳＦ恋愛コメディ！？
独身の者は身柄を確保されホテルへ強制監禁。そこで45日以内にパートナーを見つけなければ、自ら選んだ動物に変えられ森に放たれる。
一見自由になれそうな、動物になるなら何がいい？も、人と共生できない動物はＮＧと、ズルい設定を追加し選択に幅が無い。そりゃ犬だらけにもなるよ。
本作、「共通項」を見つけることが恋愛として描かれている。導入として聞けば「解るわぁ」というあるあるも、映像として見せられると全く共感できない。
「共通項」を作ることに一辺倒で、その行動や姿を「尊重」するようなことはしない。この極端な恋愛設定が笑えちゃうってのが本作の仕組み。
私はひきつりっぱなしだったが・・・
なお役者は、コリン・ファレル、レイチェル・ワイズ、レア・セドゥと豪華。更にクセ強なジョン・C・ライリーもらしい役回りで良かった。
本作の独特の設定を演者達はどう思って演じたのかな。
台本にも「野良独身者を捕まえたら1日延長」、「子供役の子役が派遣される」等の独特の設定を、事細かく記載されているのかな？等、撮影の裏側が気になった。
