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ディーパンの闘いのkazu1961のレビュー・感想・評価

ディーパンの闘い(2015年製作の映画)
3.7
▪️JPTitle :「ディーパンの闘い」
ORTitle:「Dheepan」
▪️First Release Year : 2015
▪️JP Release Date : 2016/02/12
▪️Production Country : フランス
🏆Main Awards : 第68回カンヌ国際映画祭
パルムドール
▪️Appreciation Record : 2022-348
🕰Running Time : 115分
▪️Director : ジャック・オーディアール
▪️Writer : ジャック・オーディアール、トマ・ビデガン、ノエ・ドゥブレ
▪️MusicD : ニコラス・ジャー
▪️Cast : アントニーターサン・ジェスターサン、カレアスワリ・スリニバサン、カラウタヤニ・ヴィナシタンビ、ヴァンサン・ロティエ マーク・ジンガ

▪️Review •••••••••••••••••••••••••••••••••
🖋調子に乗った麻薬売人マフィア達に、元軍人の親父が偽装家族を守るためにキレた!!ラスト15分は特に面白いですね!!この辺りのストーリー展開、設定はやはりパルムドールならではですね。

🖋本作、フランスの鬼才と言われるジャック・オーディアール監督が、内戦中のスリランカからフランスにたどり着いた他人同士の3人が、偽装家族として見知らぬ土地で新しい第一歩を踏み出す姿を丁寧に描いた作品です。丁寧に真の家族なっていくプロセスを見つめているのでそこはやや冗長感がありますが、ラスト15分で一気に盛り上がります。

🖋そしてリアリティあるドキュメンタリータッチになってるのはその出演者達のおかげ。実際のスリランカ内戦の元兵士で、現在は作家のアントニーターサン・ジェスターサンが圧倒的な存在感で主人公を熱演しています。インドで活動する女優カレアスワリ・スリニバサンと、演技未経験の少女カラウタヤニ・ヴィナシタンビがまさに絶妙の偽装家族を演じています。

🖋さらにジャック・オディアールの見事な演出、偽装家族から真の家族の絆を生み出さんとする個の闘いをパワフルに、スタイリッシュに描き、人種、宗教、貧困、難民問題に揺れる欧州の“今"を鮮やかに描いているのは見事です。

😳物語は。。。
内戦下のスリランカを逃れ、フランスに入国するため、赤の他人の女と少女とともに“家族"を装う元兵士ディーパン。 辛うじて難民審査を通り抜けた3人は、パリ郊外の集合団地の一室に腰を落ち着け、ディーパンは団地の管理人の職を手にします。 日の差すうちは外で家族を装い、ひとつ屋根の下では他人に戻る日々。 彼らがささやかな幸せに手を伸ばした矢先、新たな暴力が襲いかかります。戦いを捨てたディーパンでしたが、愛のため、家族のために闘いの階段を昇ってゆきます。。。

▪️Overview (映画. comより)
「真夜中のピアニスト」「預言者」「君と歩く世界」など数々の名作を手がけるフランスの名匠ジャック・オーディアール監督が、2015年・第68回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した作品。内戦下にあるスリランカからフランスに渡るため、偽装家族となった元兵士ディーパンと女と少女の3人は、パリ郊外の集合団地でささやかな幸せを手に入れようとしていた。しかしその矢先、3人は新たな暴力に見舞われてしまう。人種や宗教、移民問題に揺れるヨーロッパ社会を背景に、暴力や戦いを捨て、愛や家族の絆を求めた人々を描いた人間ドラマ。主人公ディーパンを演じたアントニーターサン・ジェスターサンは、スリランカ内戦の元兵士で、フランスに亡命後に作家として活動しており、今作で演技に初挑戦した。
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