名誉の代償
有名になることを自覚したら自殺するわ、怖いもの。
「プライベートな映像」と友人や関係者の証言により作られているドキュメンタリーなのだけど、どこか狂気を感じた。
好きなことが仕事になり、需要を産む。その道中で祭り上げられ多くのフラッシュが向けられる彼女の日常にプライベートなんてあったんだろうか。
彼女亡き今、本当の姿や弱音・真意は誰もわからない。
終わり時を自分で決められないのは、幸か不幸か。
付き合う人で人生はがらりと変わってしまうという怖さが、ただただ身に染みる。あまり生きた心地のしない時間でした。
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2011年、27歳という若さで突然の死を遂げるたエイミー・ワインハウス。名だたるミュージシャンから賞賛された彼女の生涯を描いたドキュメンタリー作品。