公開時劇場で。
余命わずかな大富豪がライアン・レイノルズの身体に頭脳を転送したことから始まる物語。
全体的にはいいと思うんだけど、マークの身体に乗り移った段階ですでにダミアンのキャラクターがほぼいなくなってるのはいただけない。とんでもない大金かけて、世間には死んだことにしてまで生きることにしがみついたのに、なんだかあっさりダミアン消えちゃっててそこの盛り上がりないのもったいない。ダミアンとマークの記憶との葛藤がほしい。そのためにわりとサクサク進んじゃうから余計なドンパチとかで盛り上げようとしてうまくいってない気がする。
組織は頭脳派なんだからドンパチやらないでもっとスマートに対峙してほしかったな。
あとターセム・シンの世界観を期待すると肩透かしくらう。
ラストはきれいにいいとこに落ちつくので、最初から最後までヒューマンドラマとして創られてたらよかったかなと思った。