菩薩

Loulouの菩薩のレビュー・感想・評価

Loulou(1980年製作の映画)
4.6
フランスの安達祐実ことイザベル・ユペールが風邪をひいた為パブロンではなく…ってお話ではなく、偏屈な旦那にうんざりしちゃったユペールが、クラブ(ディスコ?)で遭遇したラモーンズ崩れみたいなドパルデューとイチャコラしたりするお話。こっちもこっちでなんであんなモッサリした奴とイチャコラしとんねんだし、旦那は旦那で寂しんボーイ過ぎて、既に寝とられてんのに同じ職場で働き続けて朝5時に電話かけるとかアホでしか無いけど、孤独を紛らわす為のテナーサックスの咆哮が『カンバセーション…盗聴…』のジーン・ハックマンばりに切な良かった。で、なんせこのユペールが可愛いのなんのって、この高得点はただそれだけの理由なんだけど、彼ピッピの大きめシャツをワンピースがわりにしてます感とか、職場でのお団子ヘアーとか、布団に入るときは律儀にパンツは脱ぐとことか、ブラジャーの上にカーディガン直でいくスタイルとか、次の秋冬のトレンドはもう決まったって事にして欲しい。突然猟銃持ち出す友達もまさにシネフィル的情緒不安定ぶりだし、ピアラのこの「男はクソ、女はヤリマン」って開き直り方は凄い。「金持ちのクソ野郎より無職の床上手」は今年の流行語大賞狙えるし、ドパルデューの「働きたいけど働きたくない」感じは真理でしかなかった。ってか彼氏にカフェに置き去りにされちゃった子の乳がもはや吉川あいみ超えて神乳だったんだけど、あの人は一体何者ですか…。腹刺されてもビール飲み続けるのは力道山以来の偉業。
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