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ぼくとアールと彼女のさよならのkazu1961のレビュー・感想・評価

4.3
「ぼくとアールと彼女のさよなら」
原題「Me and Earl and the Dying Girl」
2015年 アメリカ作品 ビデオスルー2018-225

「不安定」な青春を俯瞰的に独特な世界観で見事に描いています。
主人公グレッグが映画製作が趣味というところもgood!
数々の名作映画のパロディー、決して完成度は高くないのですが、元の映画を知っていると笑えるし、我々映画ファンにはこの部分だけでも楽しい作品ですね。
ストーリーはレイチェルが白血病を発症するところから始まりますが、主人公のナレーションで章仕立てで進行しカメラワーク、カット、セリフ回しなど軽い雰囲気で作り上げているため、本当は重たい内容ですけ思った以上にはシリアスにはなりませんでした。(流石にラスト近くは切なさモード全開ですが。。)
そして、最後には優しくなれるそんな素晴らしい作品です。
なぜ日本未公開なのでしょう??かなり素晴らしい作品だと思います。

映画オタクの男子高校生が余命わずかな同級生女子との友情を通して成長していく姿を描き、2015年サンダンス映画祭でグランプリと観客賞をダブル受賞した青春ドラマ。新人作家ジェシー・アンドリュースの同名ヤングアダルト小説をもとに、アンドリュース自らが脚本を手がけ、テレビシリーズ「glee」のアルフォンソ・ゴメス=レホン監督のメガホンで映画した。グレッグ役を「ベアリー・リーサル」のトーマス・マン、レイチェル役を「シグナル」のオリビア・クックがそれぞれ演じた。
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