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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けのkazu1961のレビュー・感想・評価

4.5
▪️Title :「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」
Original Title :「Star Wars: The Rise of Skywalker」
▪️Release Date:2019/12/20
▪️Production Country:アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2019-330
▪️My Review
レビューもまたもや賛否が分かれていますよね^^;
どんな傑作を作っても賛否が分かれ、全員を満足させることができないのがこのシリーズの難しいところです。それを承知で『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』にあえて点数をつけると100点満点で90点!!
1977年に「新たなる希望」が全米公開されてから42年。いよいよ、ルーク、レイア、ダース・ベイダーことアナキン、カイロ・レンのスカイウォーカー家の歴史に終止符が打たれます!!
前作「最後のジェダイ」(2017年)で評価を下げてしまいましたが、エイブラムス監督の手腕は、実に見事でした。シリーズでファンの評判がよかったシーンや設定などをうまく生かし、誰しも納得の大団円に仕上げています。
一つ目は、スカイウォーカー・サーガの結末に必要な出来事はすべて回収して物語を見事に終わらせたこと。
二つ目は、家族の物語の秀逸さ。はるかかなたの銀河系のファンタジーだけではなく、ごく普通の家族にも起こりえる愛情と憎悪の物語。旧三部作、新三部作から続き、続編となるシークエル・トリロジーまで、全てでつながる家族の物語を『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』だけで完結に描き切っています。
最後にこの物語のテーマが訴えかけてくることの尊さ。出自で自分の人生は決められてしまうのか……これがシリーズを通して、そして本作で強く感じることができます。
キャストには、伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーの意志を引き継ぐヒロイン、レイ役のデージー・リドリー、祖父ダース・ベイダーを崇拝する支配者カイロ・レン役のアダム・ドライヴァーをはじめとするレギュラー陣が続投。ルーク役のマーク・ハミルが再登場し、ハン・ソロの悪友ランド役ビリー・ディー・ウィリアムズもシリーズ復帰。さらに前作撮影後に他界したレイア役のキャリー・フィッシャーが過去に撮影した未公開映像で登場するのにも注目ですね。
特に、2016年に死去したレイア役のキャリー・フィッシャーのCGではなく本人の実写映像が登場します。「フォースの覚醒」(2015年)、「最後のジェダイ」で撮影されたフッテージ(未編集映像)が使用されていますが、不自然さはまるで感じませんでした。“ジェダイ”と対立している“シス”のパルパティーン(ダース・シディアス)やランド・カルリジアン、宇宙要塞(ようさい)「デス・スター」など過去作からキャラクターや施設が引用されているのも良いですね。サーガを完結させるには、過去作で活躍してきた彼らの再登場は必須条件だったんでしょうね。ルーク・スカイウォーカー、ハン・ソロ、レイア姫万歳!!
そして、そして、「共にあれ」……亡きレイアの教え、先人ジェダイたちの意識に触れます。無数の星々から、歴戦のジェダイたちの声がレイに呼びかけるます。ルーク・スカイウォーカー、アナキン・スカイウォーカー、オビ=ワン・ケノービ、メイス・ウィンドゥ、ヨーダ、クワイ=ガン・ジンなどなど。シーズンの終わりの重みを感じます!!後半は感動(涙)の連続!!
「スターウォーズ」長い間ありがとう!!

▪️Overview
「スター・ウォーズ」の新たな3部作としてスタートした「スター・ウォーズ フォースの覚醒」(2015)、「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」(17)に続く3部作の3作目。「スター・ウォーズ」サーガのエピソード9にあたり、1977年のシリーズ1作目から計9作品を通して語られてきたスカイウォーカー家の物語が完結する。「フォースの覚醒」を手がけたJ・J・エイブラムスが再びメガホンをとり、主人公のレイを演じるデイジー・リドリーほか、ジョン・ボイエガ、アダム・ドライバー、オスカー・アイザックら3部作の主要キャラクターを演じてきたキャストが集結。初期3部作の「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」(80)、「スター・ウォーズ ジェダイの帰還」(83)に登場した、ビリー・ディー・ウィリアムズ演じるランド・カルリジアンが再登場するほか、シリーズを通して重要な役割を担ってきた、16年12月に急逝したキャリー・フィッシャー演じるレイア・オーガナも、「フォースの覚醒」製作時に撮影されていたものの未使用だった映像を用いて登場する。(映画.com参照)
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