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おかあさんの木のyumeのレビュー・感想・評価

おかあさんの木(2015年製作の映画)
4.8
戦争時代の国は、今では通用しないくらい理不尽でおかしい。
7人の大切な息子たちを戦争にとられ、
召集令状が届いて、ひとりが戦地に行くたびに庭に桐の木を植えていく。
桐の木は7本になった。
行くなと引き止めれば非国民と呼ばれ、
お国のために頑張って来なさいと言わなければならない。
親として、こんなに辛いことがあるだろうか。
おかあさんの木というお話を、小学校のときに国語の教科書で読んだことを思い出したので、鈴木京香さんが演じるとのことで観た。
鈴木京香さんは、戦地に7人の息子を送る母を見事に演じていて涙があふれた。
何十年も時が過ぎても、7本の桐の木が
そびえ立ってるのが、言葉にならないほど
胸がしめつけられた。
もう二度と戦争は起こしてはならない。
国民が犠牲になるだけなのだから。
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