クリプトン星人

ノック・ノックのクリプトン星人のレビュー・感想・評価

ノック・ノック(2015年製作の映画)
2.0
Knock knock knock knock

knock on my door

Knock knock knock knock

knock on my door

見るまでもなく

bad movie

開けるまでもなく

bad movie

確信犯だよね

「Knock knock!」

Sunny Day

3人で

3Pしませんか?

うえのくち

したのくち

塞いでみませんか?

brand new day

乱入してきて

3Pしませんか?

I Love You 3P Forever


出会って45分で合体。
キアヌの乳首に哀愁。
犬に次いで、人の尊厳を奪われてしまったジョン・ウィック、もといエヴァン。
しかも今回は、乳、もとい父として復讐される側。
"運命は勇者に味方しない"
理不尽である。

欲望は理不尽を生む。
それは被害者であっても、加害者であっても。

愛と憎しみ、本能と理性など。
全てに於いて、中間に据えることが平穏に暮らすために守るべき掟か。

だが、自らで招いていない理不尽にはどう対処すればいい?
理不尽によって生まれた理不尽に対する答えは?

この映画が、その問いに答えてくれることはない。

ヒューマン→サスペンス→スリラー→コメディーとジャンル移動するけど、一括りにするならブラックコメディー。

俺はいきすぎたブラックコメディーは苦手。
モラルのないブラックジョークで笑えるか笑えないかは、想像力の差で決まると思う。
差別、性被害、病気、ヘンテコ死など。
自身に、又は、身近に大きく被害を被った人がいた場合、どうしても想像を掻き立てられる。
映画であっても、ジョークで使われてしまうと心の許容を超えてしまいがち。
乳を放り出している彼女等を見ていたらなんだか悲しくなってきた。
身近にそんな人いないけど…。
「乳、もとい父」とか言ってるやつが何いってんだって話だが、これがまさに想像力の差、なのだろう。
エヴァンもまた、彼女たちの境遇を考える想像力があれば、抗い、家族や彼女たちを裏切らずに済んだはずだ。
そして、自身の犯した過ちにも気づけただろう。
だが、彼女たちはババヤガ、もといファッキンノーバディー、もといモンスター。
家族への愛の誓印があろうがなかろうがそんなものは関係ない。
欲望に抗えなかった「父」は皆、社会的に抹殺させられる。
罪を認めたところで許してはもらえなかっただろう。
彼はコンチネンタル、もとい彼女たちの掟を破ったのだから。
理不尽によって生まれたブギーマンに道理は通用しない。
どうあがいてもバッドトレードである。
なあ、キモサベ。

世直しセックス。性への執着。父への復讐。虚無、虚構へのリベンジポルノ。本能、病気、移民、格差。

マイノリティーの断片を詰め込んだだけでメッセージ性を誇示している、想像力の欠けた掟破り。

まさに、中間にものを据えられていない空疎、虚空な映画である。

DELETEだ。


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アーーーーーーーーーーーッッッ


"モンスター、悲しい"

まあ、いろんなキアヌが見れたからヨシとしよう。

"モンスター、幸せ"


忘れないで

君は1人じゃないから

2人でもないから

賛美フォーエバー


Sunny Day Love/どぶろっかーず 音霊2015 2015.07.26.
https://www.youtube.com/watch?v=UHafS0iBXiE