ブノワ・ポールヴールドがシリアスな役をやってた。明るいおじさんのイメージあったから(「ありふれた事件」は恐ろしかったけど)ちょっと新鮮だったな。
ブノワが演じるのはアルコール依存症の写真家、彼の親友がマテオ少年ってのも…依存症から社会生活に疲れちゃったのかな…と思わせる。鬱も患ってるように見える。
でもこれが何のスイッチになったのか彼が少しずつ前向きになっていく。彼女をモデルにおろそかになっていた写真もまた始めたりと微笑ましいのだけど、印象に残るのはマテオとの交流だったな。
子供として接すると同時にきちんと対等に扱うことも忘れてない。
一応ストーリーとしては明るい部類に入りそうな展開はあるのに、全体的には暗め、モヤモヤする映画。