kazu1961

黄金の馬車のkazu1961のレビュー・感想・評価

黄金の馬車(1953年製作の映画)
3.9
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-195 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-537

🖋ルノワール作品の中でも傑作と言われている作品。とにかく70年近くも前の作品なのにそのカラー使いが最高に素晴らしい作品。素晴らしいセットに素晴らしい衣装、どこをとっても陽光に溢れたイタリアらしい作品。その映像は見ものです。

🖋恋する舞台女優カミーラ(アンナ・マニャーニ)と三人の男の恋の行方を描いたルノワールの喜劇。その3人、結婚を約束したナチュラルな男、お金持ちでマナーの良い上流階級の総督、そして男っぽい闘牛士と明確な違いがあるのがキモ。だれを選ぶのか??しかしながら大声で笑う典型的イタリア人女優アンナ・マニャーニ扮するカミーラがどうしてこれだけモテるのか?は。。。(笑)とにかく陽性の魅力なんですね!!

🖋ルノワールが聞きながらシナリオを書いたというヴィヴァルディの曲が全編を彩り、イタリア的大団円がフィナーレを飾ります。最後には?!演劇と現実が入り混じった虚構の世界が面白い!!

😊Story:(参考: allcinema )
18世紀、スペイン統治下の南米ペルーを廻るイタリアの旅芸人一座の花形女優(マニャーニ)は土地の総督と浮名を流すが、彼が本国から取り寄せた、“黄金の馬車”を贈られると知って穏やかでない。スキャンダルとなるのは必至、有り難迷惑なのだ。そこで彼女は機転をきかすわけだが……。

🔸Database🔸
・邦題 :『黄金の馬車』
・原題 :『Le Carrosse D'or』
・製作国 : フランス・イタリア
・初公開 : 1953
・日本公開 : 1991/01/26
・上映時間 : 103分
・受賞 : ※※※
・監督 : ジャン・ルノワール
・脚本 : ジャン・ルノワール、ジャック・カークランド、レンツォ・アヴァンツォ、ジュリオ・マッキ、ジネット・ドワネル
・原作 : ※※※
・撮影 : ロドルフォ・ロンバルディ、クロード・ルノワール
・音楽 : アントニオ・ヴィヴァルディ、アルカンジェロ・ユレッリ、オリヴィエ・メトラ
・出演 : アンナ・マニャーニ、オドアルド・スパダーロ、ポール・キャンベル、ダンカン・ラモント、ラルフ・トルーマン

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
18世紀の南米スペイン植民地を舞台に、イタリアからやってきた仮面劇の一座のヒロインと彼女に恋する総督を軸に展開する恋のさやあてと宮廷の陰謀劇を、舞台と現実をないまぜにして描く人間喜劇。「大いなる幻影」のジャン・ルノワール監督作品で、88年に復現された版での日本初公開。製作はフランチェスコ・アリアータ、脚本はプロスペル・メリメの一幕戯曲を翻案したルノワールとジャック・カークランド、レンツォ・アヴァンツォ、ジュリオ・マッキ、ジネット・ドワネルの共同、撮影はクロード・ルノワールが担当し、音楽はヴィヴァルディほかを使用。出演はアンナ・マニャーニ、オドアルド・スパダーロほか。
kazu1961

kazu1961