健一

エール!の健一のレビュー・感想・評価

エール!(2014年製作の映画)
3.5
リメイク版の「CODA あいのうた」にえらい感動してしまったので、それを機会にこのオリジナル版も鑑賞。
だが、いつTSUTAYAに行ってもレンタル中!😡
そりゃそうだよね! みんな考えることは一緒だということですね。
でもって 今回ようやくGETできた!

2015年に公開された作品らしいのだが、この年は仕事がめちゃくちゃ忙しい年だったので、全くノーマークだった。
って言うか「エール!」って!😅
このインパクト無い 邦題 では見逃してしまいますよ!
(最近なんか邦題の文句ばっかり言ってる😅。反省。😞)

ストーリー的にはほぼ同じ。
リメイク版は漁師を営む家族の物語でしたが、このオリジナル版では農場経営。
リメイク版の家族の一人が主人公の兄でしたが、オリジナル版では 弟。
違うのは このくらいだったのではないでしょうか。

結論から言うと「CODA あいのうた」のほうが 数百倍良かった。
そう考えたら、私が今まで観て来た映画の中で『オリジナル版より面白いリメイク版』というのは「CODA あいのうた」が初めての作品だったかもしれない。
そのくらい素晴らしいリメイク版でしたね!
「CODA あいのうた」を観てから本作(オリジナル版)を観たので、なんか「CODA」のダイジェスト版のように感じてしまった。
🇺🇸映画と🇫🇷映画の差というのもあるので多少はしょうがないのかとは思うのだが。
なんか各エピソードも雑に サラサラっと描いて はい、次! って感じ。😅
もっと丁寧に描いて欲しかったかな。
主人公の女の子は両作とも良かったのだが、このオリジナル版は主人公の親友、音楽の先生、想いを寄せる男の子の描き方、そしてラスト(終わり方)がとても雑。
リメイク版のほうが、全然素晴らしかった。

聴覚障害者の家族と生活する大変さ、
『夢』か『家族』か、の究極の選択。
『歌』に目覚め、邁進していく思い。
この辺の描き方は両作とも素晴らしかった。

私はいつも『リメイク版』を見てから『オリジナル版』を見るようにしているのだが、この法則は健在。
先に本作(エール!)を見ていたら「CODA あいのうた」にあんなに感動出来なかったと思う。

「CODA あいのうた」に感動をされたかたにはオススメな作品。
健一

健一