このレビューはネタバレを含みます
期待のずっと上を行った作品。
わかりやすい映画の、シーンシーンでそれぞれの登場人物の感情が全てわかる。と言った感じではなく、主人公さえもこのシーンで何を思っているのか、なぜ悲しんでいるのかが分からないシーンが多かった。
それがとってもとってもよかったし大好き。
今の恋人と夜の散歩をしながら、橋を通りかかってカジくんが落ちちゃったの死んじゃったのと言うシーンが印象的。
玄関でいもうとと寝ていて、なんで玄関で寝ているのだろう、となるシーンが私は一番好きだった。
あのシーンはアカデミー賞級だと思っている。他に好きな映画はたくさんあるけど、シーンだけ切り抜いたらこの映画のそのシーンが一位なのではないかと思う。
自分でもいろんな感情があってなぜ泣いてるか分からないけど、でも確実に涙が出てくる感情だと言うことは分かる。
そんな生きていて経験したことはあるけど映画やドラマで表現されてるところは見たことない。言葉で表せない、区別できないものがそこにはあった。