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スーサイド・スクワッドの綯綯のレビュー・感想・評価

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)
3.2








『オレァウツクシイ(キメ顔)』











DCとかMCU見ないんだけど結構良かった

戦闘シーンもまぁいいんだけど、一番はハーレイがヘリに向かうところみたいな場面の描き方ね。エンディングといいGTA作品みたいな原色のスタイリッシュさがある。
しかしロクでもねえ悪党に描きつつ、みんな感情移入できるポイント作るんやね。


どいつもこいつも紛れもない悪党かもしれないけど、彼らなりに苦悩があって、強制を解かれてなお困難に立ち向かう大義がある。的な建付け?
それに対する闇のメタヒューマンたちが見せる'"ノーマルな日常"は、彼ら悪党の理想なんだろうか。
だとしたら今作はアブノーマルへの承認、異常へのスポットライト、悪党讃歌になるんだろうか。

問題は、昨今のエターナルを見るとそういう意図があるとは言えるんだけど、それがDC(で合ってる?)の描きたいことだったのかということ。悪を悪として鮮烈に描きたいのか、異常者にも共感できる人間味と大義を認める風なのか。そこがスパッと分かれてないのが残念。藍染に言わせれば、憧れのヴィランなのか、愛すべき悪党共なのか。

いちばん象徴的なのが、ハーレイが仲間って言い出したときに湧いた違和感。ヤバいよねってこと。

最後のボヘミアンラプソディ、悪党は日常に戻るって感じですげーいい雰囲気なのに、見事なスピン。これはDC作品の様式美だよね。



悪党がイキイキしてるのはホントいい。
クロコダイルマン、自己陶酔でいいね。あの見た目で自分大好きなのはギャルみがある。オレァウツクシイ.
カタナの嘆くシーン、あれいるか?取ってつけ過ぎて笑っちゃった。まあロールパンナちゃんスナフキン的な生き様しっかりしてる脇役の描き方ってことでね。
メタヒューマンの女王、声のローが強すぎて全音にバスドラム乗っけてるみたいでいいね。ドッドドドドッド.



カタナフィン!
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