めちゃくちゃ面白かったです。圧倒的。
仕事できる人たちがチームワークやネットワーク、粘り強さを如何なく発揮し、秘められた事実を追及する姿に、話の面白さも相まって、ググッと込み上げてくるものがありました。
中でもマーク・ラファロが強烈に雰囲気を作り上げていて、彼出演作の最高傑作だと思いました。撮影中も重いテーマの中、敢えて共演者たちとのコミュニケーションを明るいものにし、撮影に必要なチーム感の醸成に能力を発揮したようです。彼のグローバルな血筋による容姿も話に活かされてました。
実は主演陣以外の熟練の演技者たちの存在がかなり効いていました。マイケル・キートンを始め新聞社内の上司たち、関係機関やインタビュイーなど全編に渡り個々人の物語をもっと観たいと思わせる魅力的な人物に仕立て上げてられていました。しかしそんな彼らの副ストーリーはスッキリ落とす潔さ。納得の脚本賞です。
そして、何と言ってもレイチェル・マクアダムスを生で見られて感激しました。「きみに読む物語」以来あのキュートさの虜だったのですが、今後も一生彼女の作品を堪能出来そうです。
