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あしたになれば。のLEGIONのレビュー・感想・評価

あしたになれば。(2015年製作の映画)
2.5
男子校に通う主人公含めた仲良し4人組が女子校に通う2人と合同チームとして地元のグルメコンテストに挑む青春物語。ストーリーは普通でこの作品特有のものはあまり感じられなかった。高校生の青春という日常を切り取った映像だから可もなく不可もなくちょうど普通な作品。グルメコンテストなのだから料理過程を全てを見せたり、特産物の魅力を映画として伝えなければ、映画の一つの要素である「グルメ」が平凡なものになってしまう。料理の映し方も例えとして「一般人がコンテストの風景を撮影していて料理が映り込んでいる」ようなもの。出てきた料理をすぐ忘れてしまうような印象の薄さを感じた。ストーリーがシンプルなのだから脇の要素で工夫を凝らすべきだと思う。
映画全体軽いタッチで出来事が描かれ、小ネタを入れてくるが、取りにくる笑い一つ一つが軽すぎてあまり笑えなかった。その微妙な面白さが青春ならではのものなのだろうが映画として映すと良さが全く見えない。
主人公が初恋という経験を自分の未来に繋げる踏み台にしようと意識し始める姿はカッコ良さがあり、良い人間らしさもあったため感情移入がしやすかった。初恋というものの解釈を別の意味へと転換できるよう意識し、諦めない姿勢を大切にすることが大事だと学んだ。
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