「ヴァンパイアが4人で暮らせば、どうしたってピリピリする。いつだってモメ事になるんだ」
ヴァンパイア4人が棲むシェアハウスに、人間の撮影班が入って吸血鬼の生活を記録するドキュメンタリー風の作品。
何の気なしに観たけど面白かった。コメディとして非常に良くできていて、吸血鬼界のルールやしがらみに吸血鬼自身が困らされているのが笑える。永遠の命を求めて吸血鬼のパシリになる人間や、吸血鬼のライバル的存在のオオカミ男たちが出てくるのも面白い。
展開自体に驚きはそんなにないけど、設定がとてもよくできてる作品だった。途中で主役の人がジョジョラビのタイカ・ワイティティ監督だと気づいてビックリ。
以下、セリフメモ。
「ニュージーランドの秘なる世界では、数年に一度"邪悪な舞踏会"が開かれる。その舞踏会までの数ヶ月間、あるグループの同意を得て取材を敢行した」
「ディーコンは反抗期のヴァンパイア。やることも言うこともイカれてて、いわば仲間内の問題児だ」
「残念ながらヴァンパイアは銀に弱い」
「幼い頃に噛まれれば、ずっとその姿だ」
「私はディーコンの"使い魔"よ。永遠の命をもらうって約束したの」
「ちょっと失敗した。大動脈を噛むとはね」
(終始無視されながら)「俺を見ろ…俺を見ろ…」
「俺はニック。ヴァンパイア歴2ヶ月。空を飛べるのが何より楽しい」
「俺らは狼男だろ。悪態は禁止」
「あの真っ赤な頬にはそそられるけど、みんなで味見しないって決めたんだ」
「彼は吸血鬼に変えるな。ベジタリアンなんだ。生きてるものは食えないし、血や肉もダメ」
「ポテトフライなんか食うな。ヴァンパイアにポテトは禁物だ」
「カメラを切れ。日光の事故で仲間が死んだ」
「許さん!男らしく天井に立て!」
「久々だな。"ビースト"」
「これはヴラド。魔女とヤッた元カレよ」
「彼らは僕(スチュー)をオオカミ男にした」