おなべ

最後まで行くのおなべのレビュー・感想・評価

最後まで行く(2014年製作の映画)
3.8
◉スリル満点ハラハラドキドキ。

◉刑事のコ・ゴンスは、母親の葬儀に向かう道中で、車で人を轢き殺してしまう。さらに、警察内部から収賄疑惑をかけられていると連絡が入り、取り乱してしまい…。

◉日本版リメイクが上映されている本作。韓国のみならず、フランスや中国、フィリピンでもリメイクされている程の大ヒット作品(『レストレス』『ピースブレーカー』で検索)である事を後々知った。

◉序盤から終盤まで手に汗握る怒涛の展開の連続で、緊張感・緊迫感が半端ない。悪い事をしているのは主人公だけど、観てるこちら側まで共犯の気持ちに。サスペンスとアクションもバランス良く展開され、最後まで飽きる事なく見入ってしまった。

◉《イ・ソンギュン》の迫真の演技力に高評価。焦って切羽詰まる演技が尋常じゃなくリアルで、特に序盤の棺のシーンは必見。

◉演出、脚本、役者の演技のどれも秀逸で、脚本に関しては若干の突っ込み所はあるにせよ、ここまで複雑で絡み合ったストーリーを面白く展開させるのは、やはり韓国映画といったところ。
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