よし子ング

レインツリーの国のよし子ングのレビュー・感想・評価

レインツリーの国(2015年製作の映画)
2.8
高校時代、有川浩信者で彼女の作品は全部読んでやると思って意気込んで読んだけどあまりにつまらなすぎてびっくりした記憶があった。
ありきたりというか内容の薄い話の様に思えて内容もほとんど忘れてしまった。

元々、図書館戦争って作品のスピンオフ本で
小牧ってキャラが10歳年下の幼馴染の聴覚障害がある子に勧めた本として描かれてたんだけど
この小説で2人は結ばれたんだよなあとか考えてた記憶がある。

あの頃、面白いと思えなかったのは
私がそれだけこの物語を掬い取る感性や知性が無かったからかなと思い、この度映画で再チャレンジしてみた。

でも面白かったのは序盤の2人がすれ違ってしまう所で、
その後は聴覚障害あるあるが続きつつ淡々と2人の物語が進む感じ。
この劇的ではない淡々とした感じがノンフィクションかなとすら思わせる感じだった。
同じ障害がある方は楽しめる内容なのかも。私が面白いと感じないのは健聴者だからかもしれないなと思い直した。
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