鍋レモン

ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画の鍋レモンのレビュー・感想・評価

2.6
⚪概要とあらすじ
「ウェンディ&ルーシー」で注目を集めたケリー・ライヒャルト監督が、ジェシー・アイゼンバーグとダコタ・ファニングを主演に迎えて贈るサスペンス。

アメリカ西部のオレゴン州。環境保護を訴える環境論者の3人が、水力発電のダムの爆破を目論み実行。計画は成功したのだが、犠牲者が出てしまう。それに動揺した女性メンバーをめぐり、新たな惨劇が起こる。環境保護という名目の元、エコ・テロリストと化した犯人たちが、凶行の末に辿り着く先とは...。

⚪感想
「ただの茶番だね」

とにかく暗い。暗い。暗い。そしてちょっと地味。

ジェシー・アイゼンバーグとダコタ・ファニングが出演して気になったから観た。ジェシー・アイゼンバーグにはもっと喋って早口を披露して欲しいし、ダコタ・ファニングにはその綺麗さをいかして欲しいって思ったけど演技力が高くて結構満足感はあった。

ただダムを爆発させて少しエコに向き合ってくれればという計画だったのに人を一人巻き添いにして殺してしまったことでみんなどんどん神経質になっていく。
ダム破壊して魚がたくさん死んだところで他の人々がエコについて考えるかと言ったら考えないと思うのだけども...。

ニュースで描かれるちゃんとしたテロリストって訳ではなく、詰めが甘い一般市民のテロリスト風。肥料は買えなくなりそうだったし、知り合いには会うし、検問にも引っかかるしハラハラドキドキ。

爆発は音だけでサラッとしてる。

バレないか3人がビクビクしている演出の仕方が好きだった。視線だったり、風だったり、仕草だったり。

妊娠した鹿が車に轢かれて死んでいたのが印象的。

なかなか衝撃的でどんよりした映画だった。映画にする必要性はあまり感じなかった。

⚪鑑賞
⚫GYAO!で鑑賞(字幕)。
鍋レモン

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