ケリーライカート監督作品。
……なに！？このフザケた邦題！
ジェシーが主演だから「グランドイリュージョン」みたいクライムアクションに見せたかったんでしょうか。
しかし内容はケリーライカート監督作って感じですが、1番エンタメ寄りというか所謂"見やすい"仕上がりになっているなと感じました。
主演3人はもちろんの事、脇も豪華で一瞬しか出番がないのにキャサリンウォーターストーンなどが配役されております。
冒頭〜中盤の展開は傑作「魂のゆくえ」を想起しましたが、唐突に終わるラストカットはやはり監督の作風の魅力といったところでしょうか。
何かが起こりそうで何も起こらない、決定的な瞬間を映さない、いくらでも盛り上げて作れそうな物語なのにそうは描かない、やはり稀有な監督だなと本作を見て改めて感心させられました。
