王冠と霜月いつか

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターの王冠と霜月いつかのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「センパーファイ!」
『常に忠誠を』

※公式の標語は、ラテン語の “Semper fidelis”。英語では Always faithful. 口語体では Semper Fi!と言う。この標語は、海兵隊の紋章のスクロールにも記されている。

クオリッチ大佐が再登場するというのは事前に聞いていたんですけれども。なんともアバターらしい再登場でした。

先住民迫害、西部開拓史からベトナム戦争、そして、9.11まで、アメリカの歴史を革命的3D映像&SFに載せて表現したと思われる前作。
 今作も、移民問題、先住民迫害、反捕鯨等わかりやすい歴史、社会問題が描かれていました。やはり欧米人は知能の高い生物は殺すべきではない食べるべきではないと考えているんですね。元々そこに住んでいた人間達は普通に殺しても。

前作の救世主イエス・キリストは、ジェイク・サリーだったんですが、今回は、養女のキリがその役割を受け継いだ感じでした。処女懐胎など、次作以降で伏線回収がなされるんでしょうね。

まるで惑星パンドラが実在していて、そこでオールロケで撮ったんじゃね?と誤解する程のリアルで美しい、ジェームズ・キャメロン監督の海への憧れが存分に映像化された素晴らしい作品でした。次作以降も面白いのでしょうが、ちょっと上映時間が長すぎますね。3D映像を魅せるためのカットが差し込まれたり、偶にしか映画を観ないライト層にもストーリーを丁寧に説明するので時間が必要なのはわかりますが。