ホワイト

セッションのホワイトのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
3.5
そこまでハマらないなこの映画は、と思った。アンドリューとフレッチャーが互いに持つ自己承認欲求のぶつけ合いの様相をただ見せられる。音楽に対する愛が強いのかと初めは思っていたが、もはやそんな人間は1人も出て来ず、ほぼ喧嘩を見せられている状態。ただストーリー以外に惹きつけられる演技力と音楽の力があったから悪くなかった。最後の最後まで音楽を尊重しない復讐劇を繰り広げる事実には良く思わない点もあるが、最近のポリコレを意識しすぎたエンターテイメントの変遷を見ていると、その面でこの作品の価値は高いものになるのかもしれない。
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