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アンナ・カレニナのkazu1961のレビュー・感想・評価

アンナ・カレニナ(1935年製作の映画)
3.2
▪️JPTitle :「アンナ・カレニナ(1935)」
ORTitle:「Anna Karenina」
▪️First Release Year : 1935
▪️JP Release Date : 1936/04/30
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-099 再鑑賞
🕰Running Time : 95分
▪️Director : クラレンス・ブラウン
▪️Writer : クレメンス・デーン、ザルカ・ヴィアテル、S・N・バーマン
▪️MusicD : ハーバート・ストサー
▪️Cast : グレタ・ガルボ、フレドリック・マーチ、モーリン・オサリヴァン、フレディ・バーソロミュー、ベイジル・ラスボーン
▪️Review
伏線回収?デジャブのような結末、とても後味の悪い作品ですよね。悲恋の代表のようなレオ・トルストイの名小説の映画化作品なんですが。。。
全体の印象もとにかく95分の尺のまとめるためにか、駆け足的な描写でアンナとヴロンスキーが恋に落ちるプロセスとか子供を捨ててまでの不倫に全く情熱が伝わってこない描写がとても残念です。
本筋以外の挿入シーンでは、軍人の宴席、大盛りのキャビア、軍人の合唱と飲み比べ、ダンスパーティなど映画らしい興味を惹くシーンが多く観られるのに。。。
トルストイの有名悲恋小説であるが故に何回も映画化されています。サイレント時代の本作と同じくグレタ・ガルボがヒロインを演じた作品(1927年)から『アンナ・カレーニナ ヴロンスキーの物語』(2017年)まで8回も映画化されているんですね。私が観たのはそのうちヴィヴィアン・リーの作品と本作です。
本作2度目の主演グレタ・ガルボはヴィヴィアン・リーの演じたアンナよりやや冷たく大人びて感じます。この時30歳にしてはもう少し上の年齢層に見えてしまいます。また、相手役の青年将校ヴロンスキーを演じているフレドリック・マーチはどう見ても青年将校では無いですよね。。。
結末の有名な列車のシーンだけは印象強く残ります。しかしながら前述のように救いがない結末ですよね。。。

▪️Overview (映画. comより)
「クリスチナ女王」「彩られし女性」に次ぐグレタ・ガルボ主演映画で、レオ・トルストイの名小説を先の二映画に参興したザルカ・フィアテルがクレメンス・デーンと協力脚色し、「私のダイナ」「蛍の光」のクラレンス・ブラウンが監督に当たり、「彩られし女性」「白い蘭」のウィリアム・ダニエルスが撮影した。ガルボの相手役は「白い蘭」「噫無情」のフレドリック・マーチが務め「孤児ダビド物語」のフレディー・バーソロミュー、「晩春」のモーリン・オサリヴァン、「ポンペイ最後の日(1935)」のベイジル・ラスボーン、「少年G戦線」のメイ・ロブソン、「野性の叫び(1935)」のレジナルド・オーウェン、「小牧師(1934)」のレジナルド・デニー等が助演する。
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