kirito

(秘)女郎市場のkiritoのレビュー・感想・評価

(秘)女郎市場(1972年製作の映画)
3.8
【Filmarks的常識人!】

※この映画のレビューはかなり後です。

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そもそも、この上のいつも使用しているタグはアプリの承認も得ず、勝手にある方(仮名:pさん)と命名して、2人で使っている非公式のタグである。


それは、約2年前のあの日、あの時のオフ会に端を発する…


最近アプリを始められた方はご存知ないだろうが、2015年にハロウィンパーティなる名目でこのアプリの公式のオフ会があった。
内容は参加者で深夜に映画館を貸し切り、オールで映画を見ること!!!
まあこれはこれで楽しかったのだが、数人で集まったそのあとの会が異常に楽しかったのである。


といっても、当時私は駆け出しの初心者。
何に初心者なのかわからないが、とにかく映画を少し見始めたくらいのペーペーだった。
映画はたまに見る程度で、その時点での視聴数は100本前後だったんじゃなかろうか。しかもかなりの偏りあり。


まあそんな状態だったので、私とpさんは当然コアな方々の話についていけずに映画の会話市場において路頭に迷うことになった。

仮名Yくん『え、この作品もみてないんですか?』
仮名Aさん『わろたwそれは早く見たほうがいいわw』

私『ひーーー>_<
こ、こ、これから頑張ります!!』
(※現在もお二人にはとても仲良くしていただいているが、この時の会は今ではとてもいい思い出である。)

そもそも監督の名前なんか知らないし、監督別で映画みたことないし、キャストの名前なんか覚えられないし、そんな状態でよくオフ会に行ったなと思うわw


兎にも角にもこの時、(話についていくために)沢山の映画に触れる必要性を感じた。
そのため、5000マーク以上されてる有名・話題映画を片っ端から潰していくことを決意したのである。
そしてそれこそが『Filmarks的常識人!』のタグの由来である。

それ以来フィルマークスの多くのユーザーの方と出会い、色んな映画を紹介され、そのたびに消化を繰り返す…という過酷な戦いが始まったわけである。
(正確には紹介というよりは……『これ見てないのはやばい』という煽りが多かった気がしなくもないwww。みんな映画見すぎやねん。おかしい。)


そして、あれから幾星霜…(たった1年半ちょいね)
ついにこの時がやってきた。


1000マーク達成の日
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
(実際はレビューできてない作品もあるので150本くらいは未記録のがあるはず)


600マークくらいからみんなに「もう十分『常識人!』でしょ。」とは言われていたものの、自分の中ではなんとなく1000マークしたら一区切りつくかなと思ってここまできました。

そこで、1000マーク目の記念に何をもってくるか悩みに悩んだ末に、新ジャンルを試そうと思いこの作品をチョイス。
このアプリを通して実際出会った人は大体1000本以上みてる猛者たちだったけど、そのうちの1人(名前伏せ)が少し前に日活ロマンポルノにハマっていて、これが1番面白いと言われたので、これにしましたw

以下、ようやくレビュー(感想)
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『日活ロマンポルノ』とは1971年〜88年にかけて日本で制作された成人映画のこと。
10分に1回の濡れ場があることが1つのルールになっているらしい。

本作のあらすじは女郎として売られた主人公とこの女の子を見出した目利き人のおじさんのお話。

この女の子は少しだけ知能が遅れているという設定だが、自由奔放でみていてとても可愛らしい。
売春宿では若旦那、お相撲さん、座頭などなどが彼女と寝ようとやってくるが、そこでの絡みがなかなか面白い。というより騒がしい。
知的に遅れてるから『性交』という内容をしらない主人公と、それを好機として初めての男になろうと企む男のやりとりがなかなか痛快。

でも、一つ間違えれば『知的障害者』を性風俗に関与させるもので倫理的にシビアな問題でもある。
ただ、設定は江戸時代あたりで、実際こういう事が頻繁に行われていたんだろうな。


ポルノというよりコメディという他の方のレビューにあるような評価が妥当だった。

日活ポルノの目的がどこにあるか全く知らないし、他の作品を見たことないので自分はなんとも言えないが、これをみて(性的に)興奮する人はなかなかいないのではなかろうかw


レズシーンや屍姦、青姦などなど、盛りだくさんの内容で、振り返ってみれば確かにこの時代では斬新?なテーマも取り上げられているなど70分があっという間だった。

最後もなんだかほっこり、しんみりさせられる展開に、きっと彼女は本当の愛を見つけられたに違いないと私は感じた。

そして、本当に言うのも憚られるが、
劇中の人々は名器の説明に『ミミズ千匹、電気クラゲがうようよ』という言葉を何度も多用しており、それが笑えた。


てっきり、ロマンポルノは濡れ場ばっかりなのかと思っていたのだが、脚本もしっかりしていて、『日活ロマンポルノあなどれない!』という感想が正直なところだった。

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ということで、しばらく〇〇本記念レビューはしてませんでしたが、1000本という大台ということで超久しぶりにやってみました。

もう少しでこのアプリを始めて2周年。
こっからは自分が手を出しにくい難解映画とかその辺にも手を出していきたいところですヽ(;▽;)ノ
クラシック映画は割と好きだけど、ゴダールとかトリュフォーとかあの辺も…そろそろみてもいい頃合いかな〜いや〜絶対苦手だわww


長文駄文大変に失礼いたしましたm(._.)m
あの当時から絡んでくださっている皆々様には特に感謝です。


※最近はこのアプリのメンバーもどんどん入れ替わって、1番楽しかった2015年冬時点のフォロワーさんが未活になったり、やめたりって人が本当に多くて、凄っっっっい悲しいけど、自分はぼちぼちと記録として続けていきます。

2017.6.29
kirito

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