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ゴジラ キング・オブ・モンスターズのkazu1961のレビュー・感想・評価

4.0
▪️Title :「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」
Original Title :「Godzilla: King of the Monsters」
▪️Release Date:2019/05/31
▪️Production Country:日本
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2019-129
▪️My Review
私の世代にとっては、凄く満足度の高い、興奮できるそんな作品でした!!
ゴジラに続き、子供のころ慣れ親しんだモスラやラドン、キングギドラたち“ゴジラの仲間”までハリウッド・リメイクされる時代が来ようとは……ゴジラの生みの親、香山滋、田中友幸プロデューサー、本多猪四郎監督、円谷英二特技監督ほか当時の大勢のスタッフたちもこんな時がくるとは想像していないでしょうね。
この映画の日本版オリジナル、昭和39(1964)年度公開の『三大怪獣 地球最大の決戦』を子供時代に鑑賞した世代にとっては『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の公開はなんとも感慨深いです。
その構成も最初から最後まで容赦なく怪獣たちがパワー全開で、圧倒的に強いままで大暴れする映像が、センスと技術と精神が素晴らしい域に達した作品となっています。これはドハティが日本のゴジラを崇拝してるからに他なりません。
なので、やはり特筆すべきはゴジラ。日本のゴジラファンを喜ばせる描写のてんこ盛り。特にVSシリーズの要素が終始これでもか、と言わんばかりに押し込められていて、何度「おおっ!」と思わせてくれたことか。その最大のものは海から現れるゴジラの登場シーン。ほぼVSシリーズのそれそのままですね。
そして、その姿に流れるBGMは「ゴジラのメインテーマ」そのものが使われているんです!!
さらにエンディングロールにも注目。ゴジラのメインテーマが劇中に使われたほか、エンディングではモスラの歌(曲のみ)が使われた関係で伊福部昭と古関裕而両氏の名が、一番最後には前作の実現に尽力した坂野義光氏とゴジラのぬいぐるみに12作入り続けた中島春雄氏の名が、特に中島氏は写真入りでホロリ。ぜひ最後まで見逃さないようにしましょう!!
また、楽しみなことに『Godzilla vs. Kong』が翌2020年に公開予定となっています。
▪️Overview
日本が生んだ怪獣王ゴジラをハリウッドが映画化した「GODZILLA ゴジラ」(2014)のシリーズ第2作。前作から5年後の世界を舞台に、モスラ、ラドン、キングギドラなど続々と復活する神話時代の怪獣たちとゴジラが、世界の覇権をかけて戦いを繰り広げる。また、それによって引き起こされる世界の破滅を阻止しようと、未確認生物特務機関「モナーク」に属する人々が奮闘する姿を描く。「X-MEN:アポカリプス」「スーパーマン リターンズ」などで原案や脚本を担当してきたマイケル・ドハティが、脚本を手がけたほか自らメガホンもとった。前作から引き続き、芹沢猪四郎博士役を演じた渡辺謙が出演するほか、カイル・チャンドラー、ベラ・ファーミガ、サリー・ホーキンス、チャン・ツィイー、大人気ドラマ「ストレンジャー・シングス」のミリー・ボビー・ブラウンらが共演。日本ではゴジラ65周年記念作品となる。また、レジェンダリー・ピクチャーズ製作の怪獣映画を同一世界観のクロスオーバー作品として扱うモンスターバースシリーズとしては第3作目の映画である。
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