このレビューはネタバレを含みます
圧巻のサミュエル・L・ジャクソン
上映設備云々の関係で、タランティーノが望む上映方法が日本では行えず、失望したタランティーノが上映にあたり来日しなかったという曰く付きの映画。
とりあえずめちゃくちゃ画面が横長なので情報量がすごい。最初の1/3はずっと会話劇だが、不思議とずっときいてしまうのはさすがタランティーノというところ。ただ今回はあまり無駄な会話がなかったように感じる。物語を理解するために必要な話題ばかりで、それでも言い回しとかでタランティーノが匂ってきちゃうからおもしろい。
本作のモデルは、「続・夕陽のガンマン」とのことで、最近みといてよかったなと思う。相変わらず三つ巴の撃ち合いみたいなのもあったし、賞金稼ぎという設定もここからなのか。
伏線が徐々に回収されていく感じは、タランティーノの中では珍しく、2度楽しめそうな映画だと思ったが、2時間半は長い。あと巻き込まれた馬車屋さん可哀想。