Mayo

ディア・ホワイト・ピープルのMayoのレビュー・感想・評価

3.0
BLM関連映画として。

大学時代、アメリカの西海岸の、まさに人種の坩堝な大学に留学していた。黒人もヒスパニックもアジア人もとても多くて、差別も全然なくみんなで授業を受けてた。
ただ、ふだんは差別なんてここにはないよ〜な雰囲気なのに、映画で見たことのあるいわゆる“社交クラブ”が人種縛りばかりで、なぜいきなりそこで人種で分かれちゃうのか、何か根本的なところにあるものに対する違和感を覚えていた。

この映画は黒人学生の寮を舞台に描かれる。一口に黒人と言っても、白人のような見た目になりたい人もいれば、白人とつるみたい人もいれば、白人と付き合っている人もいる。
そういう人たちが同じ黒人の中でどう見られるか。肌の色関係なしにただ好きな人たちと仲良くすることがなぜこんなに難しいのか。
根本的なことは日本人の私には到底理解できないんだけど、少し垣間見えたような気がする。

しかし黒人がテーマなんていう悪趣味なパーティーが実在しているなんて衝撃だった。
Mayo

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