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コールド・バレット 凍てついた七月のNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

70点。

1989年、テキサス州。
妻と息子と3人で暮らす額縁屋のリチャード(演. マイケル・C・ホール)は、深夜自宅に侵入してきた強盗・フレディを射殺する。

フレディが前科者だったことや現場の状況から正当防衛が認められるものの、フレディの父親・ベン(演. サム・シェパード)が一家の前に現れるようになる。

危険な雰囲気を持つベンを警戒していたリチャードだが、ある夜保安官たちによってベンが連れ去られて線路に放置される場面を目撃。保安官たちが去った後、ベンのことを助けてやる。

「射殺されたのはフレディではない別人だ」と言い出すベンに戸惑うものの、リチャードは一緒に墓を掘り起こす。
そこに眠っていたのは、フレディではない別人だった。

何か大きな力が働いていると感じたリチャードは、旧知の探偵・ジム(演. ドン・ジョンソン)を頼る。
その結果判明したのは、フレディが証人保護プログラムを受けており、別人として生きている事実だった。
どうやらフレディはマフィアと一緒にヤバい仕事をしていたが、対立するようになってしまった。自分の身を守るため、組織に不利な証言をすることを条件に証人保護を受けていた。
だがフレディは、悪い仲間と連んで未成年の少女を拉致・レイプした後殺害するビデオの密売に手を染めており、FBIはマフィアを有罪に追い込むため彼の犯罪を見逃していた。
FBIと保安官は、リチャードが殺した男をフレディとして処理するつもりだったが、息子ではないことに気づいたベンを始末するため線路に放置したのだ。

"悪党にも流儀がある"と信じるベンは息子の堕落ぶりに失望し、親としてケジメをつけるためフレディを自分の手で殺すことを決意。

これ以上は関わらないと決めたリチャードだったが、フレディ一味を殺すための準備を進めるベンとジムに合流し、彼らのアジトへ向かう。

フレディの仲間たちを殺害し、監禁されていた少女を救い出した3人。
ベンは、自分の手で息子を殺して決着をつける。

リチャードは家族の待つ家に戻り、ベンが姿を現すことは2度となかった。
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