浅野公喜

コールド・バレット 凍てついた七月の浅野公喜のレビュー・感想・評価

3.1
不法侵入の男を撃ったらその父親に追いかけ回され的なサスペンスアクション。「特捜刑事マイアミ・バイス」のドン・ジョンソンも出演。

実は撃たれて亡くなった男は追いかけ回す父親の息子ではなかったという事でストーリーはやや意外な方向へ展開、最後は本当の息子と対面しある判断を下す・・というちょっと斬新な流れなんですが、それに対して演出が弱いというか淡々としており、BGMも2010年代シリアス系にありがちなこれといったメロディが無い音が鳴ってるだけ的なもので終盤はアクションも用意されてるのですがどうもテンションが上がりません。最初に撃たれた男の正体も謎のまま、最後の父親の判断もあまり葛藤や心の揺れが見えなかったのが残念でした。

ドン・ジョンソンがカウボーイハットで角付きのキャデラック乗りの典型的南部男を演じ、終盤&エンディングにはホワイト・ライオンの「Wait」(名曲)が使われているのは〇でした。
浅野公喜

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