かこじ

ベツレヘム 哀しみの凶弾のかこじのレビュー・感想・評価

ベツレヘム 哀しみの凶弾(2013年製作の映画)
3.0
ハマスを追うイスラエル諜報機関とパレスチナ人少年スパイが、兄弟のような親しくも、立場の違いで揺れざるを得ない関係を描く。
イスラエルが製作に絡んでいることもあり、どうしても色眼鏡でみてしまう。

パレスチナ、ベツレヘム、ハマスに詳しくないので、地名や誰がどっち側なのか、理解するのに苦労した。
ハマスを悪者として描く一方、パレスチナ人に対するイスラエル軍の横暴さも、キッチリ描いている。
民家をガンガン壊すのを観てると、イスラエルに対する憎悪が増すのも当然だ。

今の、イスラエルによるガザ虐殺をみると、ますますそう思った。
昔のイスラエル資本キャノンフィルムだったら、パレスチナ人やイスラムテロリストを完全な悪者として描いてたろうな。
かこじ

かこじ