かこじさんの映画レビュー・感想・評価

かこじ

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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.0

IMAXにて鑑賞。さすがに観客は3分の2は埋まる。
でも、満席かと思ってた。

冒頭から砂漠での幼いフュリオサを巡ってのバイクチェイス。
この世界ではガソリンタンク、タイヤを、合体ロボ感覚で交換できる
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コードギアス 奪還のロゼ 第1幕(2024年製作の映画)

2.5

TVシリーズはリアルタイムではないものの、後追いで視聴。
分かりやすい悪人描写で、綺麗に終わったのに、その続編はどんなもんかと視聴。

「外国に侵略された日本/日本人」という世界観は非常に危なっかしく
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.0

アンジェリーナ・ジョリ姐が、体を張って少年を守る、ド田舎版『グロリア』と言ったところか。
冒頭から、お遊び感覚で危険なパラセーリングなど、ジョリ姉節が炸裂。

暗殺者の、容赦ない殺しっぷりが徹底してい
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メトロポリス(2001年製作の映画)

3.5

何というか、ジブリや『AKIRA』を凌駕するほどの凄まじい作画の嵐。
CGを取り入れつつ、画面に映る全ての人・モノがぬるぬる動く。
作画の暴力を観るためだけの映画。

一方で、話がぬるすぎ、意外性がな
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セントラル・インテリジェンス(2016年製作の映画)

2.5

高校でいじめられっ子だったドウェイン・ジョンソンが、成人になって同級生を見返す話。

シリアス殆どなし、コミカルなアクション一辺倒でなかなか楽しめた。
指が折れ曲がったら銃は撃てないと思うが、一般常識
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関心領域(2023年製作の映画)

3.5

サスペンスやアクションはなく、正直、面白くはない。
でも、ウクライナやパレスチナ戦争の真っ最中だからこそ、この映画を観る意義はある。

収容所所長家族の日常が淡々と続く中、外から聞こえる悲鳴や銃声。
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ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉(2024年製作の映画)

3.5

ゲームは一応やってる。
ゲームオタクで満席かと思いきや、公開二日目は20人程度。
特典ポップコーンが売り切れたからかな?

ジャングルポケットは熱血空回り系のコメディ調で、デフォルメ絵も入ってなかなか
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家出レスラー(2024年製作の映画)

2.0

何故、これを観てしまったのか?
平日のレイトショーで、自分ひとり貸し切り状態。
途中で帰りたくなったのは久しぶり。

最近、『アイアンクロー』を観たし、CMでも激しいプロレスシーンもあったので、勢いで
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

2.5

前編は大変面白くてワクワクしたのに、何故、後編はこうなってしまったのか?

「おんたん」と門出ちゃんの過去が、本作の鍵。それは前編で観た。
なのに、後編でまた同じ過去話をやり出した。
確かに、前編を忘
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ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)

2.5

ボブ・マーリーは良く知らないけど、ライブチケット型ムビチケカードを買ってたので鑑賞。
一生丸々を描くのではなく、銃撃事件の一時期をクローズアップしたストーリーは珍しい。
ダニー・ボイルの『スティーブ・
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猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.5

公開初日のレイトショーにもかかわらず、客は3分の1程度と結構入っている。

予告編では、チャールトン・ヘストン版『猿惑』を想起させるシーンがあり、「シリーズ一周まわって戻る展開なのか?」と期待。
でも
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.5

アマプラでやっと鑑賞。名作と噂で期待して観た。
なるほど、自分の学生時代を思い起こさせる、過去の古傷をえぐるような作品。

部活に熱心な学生と、恋愛や友人関係を優先する帰宅部。
何かに打ち込む人を冷笑
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ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~(2022年製作の映画)

4.0

アマプラ配信終了間近なので鑑賞。
前作の公開後の後日譚。
お母さんは残念ながら入院中なので、メインはお父さんの生活ぶり。
100歳になっても一人で生活し、お母さんを支えようとするバイタリティが凄すぎる
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ぼけますから、よろしくお願いします。(2018年製作の映画)

4.0

アマプラ配信終了近かったので鑑賞。
自分の両親、そして自分の未来を観ているようで、大変興味深いドキュメンタリー。
あんなにしっかりしてたのに、徐々に健忘症が頻発し、しまいには「迷惑かけている自分を嫌悪
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

3.5

凄腕ギャンブラーがラスベガス・カジノでブイブイいわす映画と思って観たら、予想の斜め上を行ってた。
さすが『タクシードライバー』や『魂の行方』のポール・シュレイダー。
過去の十字架を背おい、贖罪を求める
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マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

3.0

『マジカルガール』の監督作品という情報だけで鑑賞。
どんな怖いサスペンスものか、と思ったけど、今回は地味な感じ。

とはいえ、性癖・欲望は代替できるのか、というタブーに近い強烈なテーマを扱う作品。
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.5

歌やダンスしてヒョロっとしてたザック・エフロンが、驚異の肉体改造でビックリ。
腹筋のかたまり具合とか、もう本物レスラーを超えてる。
そして『キャッシュトラック』でベテランガードマンだった、フリッツ役ホ
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マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

4.0

壮絶で、かつ勇気ある戦争被害の記録。

初めは市民も実感がなく、ただ広場をウロウロ、スーパーで呑気に買い物したりしてる。
でも、自宅が爆撃され、死者が増えてくると、事態の重大さに気付き始める。
店の略
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.5

全く期待せず、逆にこき下ろすネタとして鑑賞したけど、思いのほか、大変面白かった。

ほぼ話コング中心のコング版『猿の惑星』で、5月上映の猿惑と見まごう話の骨子。
チビコング、奴隷コング、DQNコングな
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.5

デヴィット・クローネンバーグ監督の息子ブランドン・クローネンバーグ監督作という事と、ねっとりビジュアルポスターの情報だけで鑑賞。
全く期待しないで観たら、これはアタリ。

リゾート地に行くと感じる、利
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クラユカバ(2023年製作の映画)

3.0

『クラメルカガリ』と同時上映で、どうもこっちが本筋らしい。
劇場の観客も大抵、一緒に観ていて、ほぼ同じ席に座ってる。
自分も前回と同じ席で鑑賞。

『クラメルカガリ』とは別の人物が出ているのかな?
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クラメルカガリ(2024年製作の映画)

3.0

レトロタッチな絵柄に魅かれて、内容も知らずに鑑賞。
劇場は「コナン君」で満席なものの、本作も8割埋まっていて、なかなかの健闘ぶり。

大正浪漫な美術デザインとサイバーパンク風メカ。
そしてカストリ雑誌
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

2.5

余り期待しないで観たら、本当に凡作だった。

前作で美少女の片鱗が観られたフィービーちゃん、マッケナ・グレイスの可愛さを堪能する作品ではある。
制作側も良く分かってるのか、彼女の疎外感にフォーカスを当
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アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)

2.5

『オッペンハイマー』の知識として推奨されたので、事前に鑑賞。
ユダヤ人のアインシュタインが、ナチスドイツから亡命し、ユダヤ人として平和主義を貫く過程を描く。

今思うと、時系列を前後させて『オッペンハ
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悪魔の沼(1976年製作の映画)

2.0

昔見た記憶があるけど、アマプラ配信終了間近なので再度鑑賞。

『悪魔のいけにえ』が強烈過ぎて、次作が期待されたトビー・フーパー監督。
定番の田舎ホラーなものの、普通のB級映画すぎる。

沼のワニよりも
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 4K復元版(1966年製作の映画)

5.0

劇場はほぼ満員。
中年以上の観客多めで、熱気と笑いに包まれる場面も。

ドル三部作の傑作が大画面、大音響で観られるのは至福。

リー・ヴァン・クリーフの無言かつ不気味な、ゆっくりした動作。からの、殺戮
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

4.0

土曜早朝でも、3分の1くらいファミリー連れなどで埋まってた。
さすがディズニーブランド。

何故、イタリア人はヴェスパを好きなのか?
イタリア系スタッフによるイタリアを舞台にしたファンタジー。

期待
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

公開初日のレイトショー。
映画ファンや若者グループが30人ほど。
3時間の長丁場にもかかわらず、思いのほか多かった。

「やっぱ、ノーラン監督の作品、好きだわ」と再確認。
まさに彼の過去作品の集大成!
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夕陽のガンマン 4K復元版(1965年製作の映画)

5.0

『荒野の用心棒』に続けて2Kリマスターを鑑賞。
鷲顔リー・ヴァン・クリーフがかっこいい。
前回に続けて続投のジャン・マリア・ボロンテは、ほぼヤク中状態のやりたい放題。

イーストウッドとリー・ヴァン・
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荒野の用心棒 4K復元版(1964年製作の映画)

5.0

昔、日曜劇場や午後ローで何度も観たけど、映画館での鑑賞は初かも知れない。
4Kリマスター上映もあるものの、時間の都合で2Kを鑑賞。

クリント・イーストウッドが若くてかっこいい!
劇場の大画面映像のザ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.0

公開初日のレイトショー。
会場ほぼ男性客で、30人くらい。

原作漫画は1巻を試し読みしたものの、理屈っぽい台詞回しと冷笑系な感じがして、途中で断念した。
緻密な劇画風背景に対して、藤子不二雄風キャラ
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暗殺の森(1970年製作の映画)

2.5

ベルナルド・ベルトルッチというと3時間超えのイメージだけど、この作品はギリ2時間以内。
第二次大戦前のイタリアで、ファシストに傾倒するジャン・ルイ・トラティニャンの、悶々とした葛藤。

当時の時代背景
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ポーター: エベレストでの秘話(2020年製作の映画)

3.0

エベレスト登山には欠かせない、ネパール現地人の荷物運びポーターのドキュメント。
というより、アメリカ人がポーターとして働くというもの。

安月給で過酷な仕事。命を落とす危険もある。
重い荷物を一日中担
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

ちょっとだけ見るつもりが、面白くて夜中に一気観。

正体を隠して小説家になる下りは、『トッツイー』や『ミスター・ソウルマン』かな?と思ったけど、もっと奥が深かった。
ステレオタイプな黒人像が要求される
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.0

ポスタービジュアルが印象的な本作。
見たいと思ってたら、ネトフリに上がってた。

あみ子の演技が自然過ぎて、一気に引き込まれた。
クラスに一人はいる変な子。ピュアなのか、共感力が不足しているのか。
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.5

ディズニー+に入ってないので、劇場で初鑑賞。
場内は半分くらい埋まってた。

これは大変良いピクサーアニメ。
初っ端からハイテンション、ハイテンポで進む構成が凄い。
しかも、全く疾走せずに、ギャグもシ
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