Lily

自由が丘でのLilyのレビュー・感想・評価

自由が丘で(2014年製作の映画)
4.0
私も読書好きな人は好き。だからホンサンス監督の脚本は面白い。読書と熟考することが趣味みたいな主人公ばかりで。それにしても吉田健一の「時間」なんて渋い。カフェで哲学書と向き合っている人を見たら私だってドキドキしてしまいそう。時間も実体はないし、数字の概念ですら人間が欲望の為に身勝手に生んだフィクションなんだ。それから韓国人とか日本人とかモノ単位の括りでの偏見なんてのもナンセンスで、どこにでも悪い人は少々いるし、人間のレベルなんて世界どこ行っても大して変わらないのだから、一個人として向き合う付き合い方をしたいものだ。
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