Lilyさんの映画レビュー・感想・評価

Lily

Lily

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.4

一瞬も目が離せない人間離れした華麗なアクションとフュリオサの勇敢さとその凛とした瞳と姿勢に惚れずにいられる人はいるのかな。レベルが同等以上で、目的が共有できれば、相棒になれる可能性も。

ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.6

0.1ℓの涙。一枚の絵で泣かせる為のストーリー凄いな。一番近くにいる人が、一番輝いてみえる生き方に、気づいてあげるだけで、人生は変わったのにね。否定した瞬間、そばにいられないすれ違いを私たちは繰り返し>>続きを読む

プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

4.2

心で繋がった瞬間、出逢ったきっかけもバックグラウンドもどうでもよくなるの。相手の影響で、自分がポジティブな方向に変われることほど、美しいものはない。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.7

0.5ℓの涙。愛する人のパワーを得て、自分の限界を超えて、赤い糸が重なり合う景色は何度出逢っても感動するしかない。泣くしかない。ミュージカルも愉しみ。

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

4.0

猿というより人間だね。ただ、身体能力が人間以上で、目的の差による対立構造も視覚的にわかりやすくて、CG効果を限界まで高めるのに、猿世界の方が背景も闘いもインパクトあるからね。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.7

最後の全く違う人格と物語と死が掛け合わせてきたように見せるの狡いな。悪の前に一貫性はあるのか。衝撃的なラストから作られて、それまでは全て序章に過ぎなかった感がある。

リトル・ブッダ(1993年製作の映画)

3.7

ブッダに少し歩み寄れたのかな。もう少し本物のブッダの生き方にフォーカスして欲しかったな。意外とブッダ関連の映画は少ないのね。

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.6

笑い方も言動も人生そのまま喜劇のまとめ方も極端で共感できないまま。負の感情も境遇も優しいコメディアンの中で浄化できたらよかったのに。ビジュアルポスターの不気味なピエロの印象に騙された気持ち。

リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

3.7

限りなく雑なラインのアニメーションで成り立ってしまう映画もむしろ印象を強烈にするという点で斬新だったな。食への執着で、いろいろな事件と人を巻き込み過ぎて幸せまで遠い道のりだったね。

異人たち(2023年製作の映画)

3.8

親にも愛する人にも心の解放を幻覚を通じてやっとできたのかな。主人公の痛みがあまり刺さらないと涙活にはならないね。特に過去に執着している場合には。ゲイの官能にタッチできただけでもよかった。

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

4.0

コナンくん見ないうちにアクションに強くなってた。たまに懐かしさでコナンくんの脱力した声と本領発揮した時のギャップ愉しみたいね。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.6

どうして3人で会うかな。気が済むまで未練なくなるまで、2人でしたいこと話したいこととことん突っ込んでしまえと言いたくたくなったけど、それでも泣けちゃったんだよ。

貴公子(2023年製作の映画)

4.4

貴公子を観た日に、キム・ソンホ似の貴公子に出逢って、またウンミョンを感じた、めでたい作品だから、感謝感激してる。感想になってないな。殆ど鬼ごっこだったね。

アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.6

兄弟と遊んだ懐かしき日々を子供と重ねて泣いてる姿に0.2ℓのもらい泣き。呪われていたんじゃなくて、長男が幼くして亡くなったことによって、死について考える機会も多く、身近にあったんだと思う。今も大家族の>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

4.0

4DX体験できたから満足。純粋に10代の心に戻って、主人公に憑依して楽しめた。氷と心の温かさと情熱の温度差の世界観に揺られながら。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

科学者と政府の意図の隔離は、今の時代になっても埋まらないのだろうな。結果に直面するまで、どれだけ優秀な科学者も未来は予測不能なことだらけであるいい事例だ。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.2

IMAXで轟音と砂漠に浮く主人公の瞳の輝きを愉しむ映画。世界の中心にいるようなキスシーンの美しさを愛でるためだけの価値もあり。

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.3

あのちゃんとキャラがぴったり。友達になってふにゃふにゃボイスで、世界を斜めにみた会話をずっと聴いていたいくらいツボ。

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.7

1.0ℓの涙。希望に降りかかる重たいテーマがミルフィーユみたく何十奏にも重なってて、泣くしかない。少し声を届ける勇気があれば全てを断つ必要はなかったけれど。そのくらいの信頼はあったんじゃないかなと。杉>>続きを読む

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.9

二重奏になった瞳の中に真実を探す旅に三千里?かけた三時間...シンプルな願いに人生をかけてフッ軽にして想いは重厚だった。心理を突いた会話は、ずっと聴いていたい心地よさ。寝てしまうほどに。

カラーパープル(2023年製作の映画)

4.8

0.5ℓの涙。家族の再会の希望と暴力への赦し、心が何周分浄化されたらいいのかな。壮大なテーマと希望にミュージカルが本当によく似合う。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

私が記憶しているゲゲゲの鬼太郎アニメとは別のものを観ているみたいだった。懐かしのキャラは控えていたからね。鬼太郎の内面の美しさが漆黒と赤に染まる世界に対比して、一段と映えていた。

ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

5.0

リアルな地獄絵と真と偽の神様が同居する、映画の出逢いに感謝。リアルに命がけで成功した瞬間と命の恩人との再会以上に涙で躍動する瞬間はあるのかな。北朝鮮の現状は、予想はできても驚きの連続。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.6

0.3ℓの涙。プラネタリウム、初めてこの前体験したばかりだけど、また観たくなったな。夜明けの話しで泣けるとは。新たな自分の発見があるから映画はやめられない。演技のナチュラルさは韓国映画の主人公のよう。

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.7

0.5ℓの涙。見えていないふり知らないふりをしている方が安全で面倒なこともないが、誠実性が高い者にとっては、自尊心は低くなり罪の意識は高くなる。生きていればよく出くわすことだけど、八方塞がりの立場上の>>続きを読む

サンセット・イン・マイ・ホームタウン(2017年製作の映画)

4.6

キム・ゴウンのラップとダンスまで愉しめるとは。ラップで泣いたのは初めて。故郷、死、夢、愛絡みの人生詰まりのリリックは狡い。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.3

何の仕事でも誰も見ていなくとも責任もって丁寧に熟す人の姿は美しい。木漏れ日のように日常の些細なことに微笑みが自然と漏れる静かな躍動もまた美しい。ひとり笑い感性が感染した副反応をありがとう。

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

3.8

映画館で観るものなくなって、遂にノータッチだったガンダムまで観てしまうとは。機体のクオリティも数も逸脱していて、プラモデルにはまる人の気持ちを少しは理解した、気には、なる。「必要だから愛するのではあり>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.5

あれ、謎解きもクライマックスも行方不明に葬られたまま終わってしまった。お金儲けとしては命懸けでコスパ悪くて、目的から共感が乏しいままに...。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

自分の素直な気持ちに赴くままに自由でBLACKPINKな世界を通して、アイデンティティが育っていく過程のユーモアと官能がいい塩梅で混じり合って斬新で、熱い余韻を残すのね。

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

4.1

ストーリーというより、蒼蒼としたCGが神々しい煌びやかな異世界にうっとりして、人魚姫にでもなった気分でずっと見つめていたくなる。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

こんな1秒後が予測不可能のあらゆる世界に、憑かれて突かれて疲れて掴まれるのも、美のとは異なるインパクト部門で、パーフェクト。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

5.0

歌で0.5ℓの涙。Apple Musicでもマイリスト入りしたほど。聴こえなくったって、歌から伝えられるものはあるという想いの月みたいな美しさ。

市子(2023年製作の映画)

4.0

あらゆる権利やチャンスを奪う法を前に、どうしようもない不可抗力が極限まで、提示されていて、新たな苦しみの疑似体験ができる貴重な一作。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.8

かけがえのない想い出を通して、愛と人生に向き合い、見つめる。大事な人といる時の互いの孤独感にも思いを馳せながら。精神的な頼りが乏しい切なさが、ジワジワ沁みる。

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.7

0.2ℓの涙。エレメントそのものがアイデンティティで、武器以上に融合の方にフォーカスした点が斬新で、隅々まで冒険したくなるような未知なカラクリ満載の背景にも最後まで心躍った。