ナイトアウェイク

ドラゴンボールZ 復活の「F」のナイトアウェイクのレビュー・感想・評価

1.3
フィルマークス投稿3件目。

前提として
1.DBガチ勢の方達と比べたら初心者。
2.好き嫌いだけの感想。
3.ダラダラ書いてます。

注意、ネタバレがあります。


個人的に良かった点。
・劇場公開時、[フリーザが復活]するという前情報の破壊力。神の次元という領域において、フリーザがどんな一石を投げ入れるのか期待した。

・フリーザが一瞬とはいえ、悟空を越えた瞬間には熱くなった。今でも、この瞬間は好き。

・青いベジータ。


個人的に、ダメだった点。
・良かった点の逆。復活して強化されたのに、どうにか悟空に追い付きました程度のレベル。バックには青いベジータ、更に強力なビルス、ウィスがあちらの陣営にいればフリーザに勝ち目なんかある訳がない。扱いが歴史的な雑さで、初めからライオンの群れの中のネズミ状態。
フリーザが、青い悟空とベジータ二人を同時に真っ向勝負かけた上に、それを打ち破ってのバッドエンドでもいいと思った。どうあっても悟空サイドに勝たせたいらしい。
どうせ勝利するなら、勝利の意味や、その演出をちゃんと考えてほしい、相手はあの[フリーザ]なんだから。制作側すらが、フリーザをナメてる。この作品に関しては、作りとして勝とうが負けようが何も残らなかった。
残ったのは、ED曲とその担当が不釣り合いでウザいという事だけ。[F]はメチャメチャにハードでかっこいいのに、EDと作品の内容がタイトル負けしてる。

・青いサイヤ人が、何の説明も行程もなしに、急に出た。超サイヤ人ってのは、奥の手だったはずだけど、かなり軽い扱い。新形態出すのなんか見え見えだし、通常モードから青いサイヤ人への展開が早過ぎる。その後がずっとダラダラ。
悟飯がボージャック戦で超サイヤ人2にすぐに変身しなかった、したくなかった意味を考えられないらしい。

・ゴールデンに対して、悟空とベジータが揃って体への負担を講釈垂れてた。保健の授業か?
フリーザは強いが故に油断を生んだとか、次元が低過ぎ。油断があっても強過ぎるのがフリーザであって、むしろ弱点なんか無くても良かった。作品の設計段階からして、フリーザは悟空達に挑む資格も無いし、ボスが不在の映画になってる。なんならフリーザではなく、[復活のD(ドドリア)]にしても違和感ない。

・ブルマの姉、ベジータの兄弟、タイムパトロール、ジャコ。前作観てても何の情報も無い。急になした?しかも名前だけ出てキャラ不明。タイムパトロールがなんなのかすら分からんまま、名前だけの謎情報を[当然、知ってますよね?]で組み込んだのはなんだ?皆で[それ、いいっすね]で作ったんだろうな。キャラクターの情報源は何よ。
FU××!

・ビルスとウィスは、食い物さえ与えとけば、いつでも悟空陣営のペット。あれが神様で、口では中立と言ってても、到底納得できない。どうせ寿司食えなくなったら困る乞食。ウケ狙いなんだろうけど、ウケられない。時間戻しの術は、神様らしい術。けど、使う理由が低俗過ぎる。自分等は気まぐれに破壊しても、何とも思わないのに。

・DBに、そんな大義を求めるなと言うかも知れないけど、生死の大切さとかいっぱいあったはず。悟空が小さい頃、神龍が吹き飛んで、ドラゴンボールが消滅した絶望。
クリリン、亀仙人様が命を落とした絶望。
界王様を越えたにも関わらず、サイヤ人が放っていた絶望。
特にフリーザ戦では、数え切れない絶望が起きてた。そのフリーザ編の総大将であるフリーザが、原作以上の絶望をどれ程蒔き散らすのか、私ははっきり言って期待した。
そんな絶望からでも、孫悟空がいてくれる事の安心感、悟空が救ってくれた命の意味って大事だったんじゃないかな。
この作品の悟空は、ただ戦ってEDに向かうだけのパーツ。ボスと思ってたフリーザは噛ませ犬、視聴ターゲットも不明の変な作品。

評価0点から加点、減点して計算しても、1点にはならなかった。観てられない、だからもう観ない。
だけど、面白いと思ってる人を、絶対否定はしない。面白いと感じるからこそ、それが映画の醍醐味だから。
以上、映画日記。