過去に観たものや旧作のいわゆる名作ばかりでなく新しいものにもチャレンジ、第一弾！！
♪言葉には気をつけて
物語には気をつけて
子ども達は聞いている
スコアが低い理由が観始めてしばらくしてわかった。
画面が暗い。キャラクターが全然魅力的でない。せっかくのミュージカルの良さが伝わってこない。ストーリーのテーマもよくわからない。ただ、身勝手な人達の物語を断片的に観せられている気分。。。
だったが、後半からバラバラだったキャラクター達が自分の過ちやわがままさに気づいて変わっていく。人生はおとぎ話じゃないんだ、と。。
そして森の中の出来事はままならない人生の困難さを暗示しているとわかってからは話に入り込めたし、ラストはそれなりにじんわり来た。
特筆すべきは魔女役のメリル・ストリープの歌のシーン。圧巻！
ラプンツェルに向かって魔女が感情をむき出しに歌う姿は、親子なら皆共感できるはず。彼女は怒っているのではなく悲しいのだ。
わかっていても溢れ出る想い…
とても切なかった。
音楽や俳優陣の歌のレベルは相当なものでかなり力を入れている。「ミュージカルは舞台と映画の融合」と監督自身が語っているが、実際ストーリーの読めない状態では情報が多すぎて凡人の私には追いつかないところがあった。何回か観たら細かいところまでじっくり味わえるのかもしれない。
メイキングを観るとよりわかるが、意識の高い映画だけに盛り込みすぎた感が残念。
