ぴろぴろ

はじまりのうたのぴろぴろのレビュー・感想・評価

はじまりのうた(2013年製作の映画)
4.6
どストライク‼︎
スゴイ良かったし、終始楽しかった。
キーラの「聞かせてやるぜ」感が全くない、呟くような素朴な歌い方も、声質も瑞々しくて初々しくて、作品のイメージに合っていて良かった。 グレタ(キーラ)がバーで歌っているシーンから始まる。 お客さんの反応は薄く、全くウケなかったけど、たった1人その歌に心を掴まれた男ダン(マーク)がいた。 何故、グレタがここで歌ったのか、何故ダンに響いたのか、時間軸を巻き戻し2つの視点から描かれる、ドン底の2人がお互いを引き合わせたような出会いの演出が良かった。 ダンの視点からがスゴく好き。 ドン底まで落ちたら、あとは這い上がるしかない。
NYのあちこちでのゲリラレコーディングが楽しくてたまらなかった。 ストッキングはマイクのフィルター?に使ったの? コーラスも即席で、その辺の子供達を使ったり。 そして以外にもコーラス上手かったりして。 音楽でいつか…と夢を見てNYにやって来たのであろうミュージシャン達。 利用出来るモノは工夫して使うのが面白く、この手作り感と、創り上げて行く過程を覗かせてもらってる感がワクワクした。
そして「踊ると負けよ」ゲーム(笑)
これはいつかやってみたいし、スティーブがまたイイ奴で。 「ワン・チャンス」のポール役の人ですね。
1番好きなのがプレイリストを一緒に聞くシーン。 2人にはお互いに感じるモノが有ったと思うけれど1本線を引いて、だからこそのBigin そしてAgain が効いてくる。
最後までかなり好みだった。
「ジェリー・マクガイヤーか」と言ったセリフがかなりニンマリ。
これは映画館で鑑賞出来て良かった。
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