"人生は捨てたものじゃない。"
WOWOWにて鑑賞。
売れたバンド仲間の恋人に捨てられ失恋したヒロインと、彼女の才能を見出した音楽プロデューサーの再生のヒューマンドラマです。
ライブハウスで歌うグレタを食い入るように見つめている観客ダン。
特に変哲のないワンシーンから、ダンとグレタがこのライブハウスにやって来るまでの2人の過去がそれぞれ丁寧に描かれていて、また出会ったこのライブハウスのシーンに戻ってくるという構成が良かったです。
また、落ちぶれた音楽プロデューサーのダンにだけ見えて聴こえる、グレタの音楽にダンが合わせたいメロディーと楽器が足されて演奏される演出が好きでした。
変わっていて効果的で印象に残っています。
マーク・ラファロは個性があって良い演技をしますね。キーラ・ナイトレイの歌声も聴いていて心地が良かったです。
音楽が良くて癒され、前向きに生きるダンとグレタの姿に元気を貰える映画でした。
街中に出てグレタのデモテープをダンが集めた仲間と撮影する場面が生き生きとしていて、景色も音楽も素敵で楽しかったです。近くにいた子供達を録音に協力させちゃうダンがイカしてました。
私は疲れている時、息抜きをしたい時にホッとリラックス出来る今作を観たくなります。
邦題が久しぶりにしっくりきた作品。オススメです。
