このレビューはネタバレを含みます
また、突然歌と踊りが始まるんじゃ?という予想しかしていなかっただけに余計沁みました。
お弁当の配送から弁当箱から交通機関、上階のおばさんとのやり取りまで新鮮で刺激的な反面、古今東西変わらない寂しさやるせなさが伝わって来て切ないものがありました。
邦画でも観ているようなトーンや、細やかな所作での表現も印象的でした。
サージャンの老いの自覚、そこから派生する様々な想いが、特に沁みました。
良き人イラと良き人サージャンに幸あれ。
サージャンが猫を蹴飛ばしたという噂話の下りは一瞬びっくり、猫好きとしてこれを看過するわけには行かぬ!と思っていたらまんまとしてやられました。