【2022/07/11】
テロには当然被害者がいて、その家族もいる。
加害者や起こった事実ばかりに目が行き、そんな当たり前のことをすっかり忘れていたような気がする。
オスマンとエリザベス、
2人の長い喪失感と束の間の喜び、そして最後に訪れる絶望に心臓が打ち抜かれたような痛みを感じる。
「真の幸せは人生を愛すること、
悲しみのまま忘れてはいけない」
「良い旅を、ありがとう」
2人がそんな言葉を掛け合える仲になって本当に良かった。
宗教が異なるというだけでエリザベスがあんな態度を取ってしまうこと、日本人の私からしたら本当によく分からなかった。
色々と考えさせられるストーリーでした。