レン

アメリカン・スナイパーのレンのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

最近読んだ本で、イラク戦争やベトナム戦争から帰ってきた兵士たちのPTSDが深刻であったという話に興味を持ったこともあり、どんぴしゃなこちらを視聴。
アメリカ特殊部隊のシールズに入るまでの流れは正直、???ともなったが、幼少期のエピソードと合わせてなんとなく納得はした。
遠征が始まってからはずっとドキドキし、手に汗握っていた。主人公がだんだんと音に過敏になったり、ふとした時無表情になることが増えた姿には心を痛めたし、PTSDの恐ろしさを改めて知った。
特に印象に残っているのは、クリスが撃った敵側の男の息子であろう小さな男の子が銃を持ち上げて、ギリギリのところで撃たずに投げ捨てた場面と、クリスが息子に飛びかかった犬を殴りかける場面。男の子の場面では息が止まったし、犬の場面では思わず悲鳴をあげた。
全体的にはとても良い映画だった。戦争をどちらかというと肯定するような作品や、かっこよく描く作品よりも好みだった。
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